2012年09月06日 09:45
やぎヨーグルト「超うめ~」 給食デザートに開発
ヤギの乳製品開発に取り組む農業生産法人はごろも牧場(中城村、新城将秀代表)が、ヤギ乳を原料に県産パッションフルーツ果汁を加えた「やぎヨーグルト」を開発し、昨年末から宜野湾市周辺区域の学校給食で提供を始めている。新しいスイーツ商品の開発を目指す同社と、地元の特産品を食育に役立てたい給食センター側の狙いが一致。毎学期1度は提供する“定番メニュー”となる見込み。はごろも牧場は10月ごろの市販化に向け準備を進めている。(座安あきの)
昨年末から中城村を皮切りに北中城村や宜野湾市内の給食センターに出荷。給食のデザートとしてこれまで約8000食を提供した。
学校給食として提供するには、ヤギ乳の生産量が限られることや、単価が高くなりすぎることが課題だった。同社は商品開発に南方資源利用技術研究会の助成金を活用。県工業技術センターの支援を受け、牛乳をブレンドして単価を下げたり、パッションフルーツ果汁で甘みと酸味を加えてヤギ乳特有の風味を抑えるなど試行錯誤を重ね、製品化にこぎつけた。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-06_38606